こんにちは!ルミライズ歯科東中野です。
就寝時に歯ぎしり、食いしばりをしている自覚が無いにも関わらず、歯科医院で指摘を受けた方はいらっしゃいませんか?
ご自身で気づかない方も多いのですが、歯ぎしり、食いしばりが歯やその周囲に与える影響は様々ございます。
本日はそのような歯ぎしりが原因で起きてくる変化についてお話します。
《 楔状欠損 》・・・くさびじょうけっそん
噛む力が、歯の付け根に応力として負担がかかり、歯と歯茎の境目のエナメル質が長時間かけて破壊されることをいいます。まさに楔のような形に歯が削られた状況です。
多くの場合、中の敏感な歯質が露出してしまい、しばしば知覚過敏を引き起こします。そして一度しみだすとなかなか治りません。
根本の原因は噛む力にあります。
歯が欠けたように見えるため、虫歯だと思って来院される方もいらっしゃいますが楔状欠損は虫歯ではありません。
日中、歯ぎしりや食いしばりをしていない方でも、就寝時に無意識に噛んでいる場合がほとんどです。
就寝時、歯には体重の2倍以上もの力がかかっているのでその負担はとても大きいのです。
そしてそのまま放置をすると、欠けた部分から虫歯になり、進行すると歯が折れることもあります。
治療法としては、コンポジットレジンという歯科用の白い樹脂をかけた部分に詰める方法があります。治療は1回で済むのがメリットですが、レジンの為劣化や着色が見られることがデメリットになります。
いかがでしょうか、ご自身の歯を是非観察してみてください。楔状欠損がある方のほとんどが歯ぎしり、食いしばりをしています。気になる方は是非一度当院にご相談ください。
次回は歯ぎしりの脅威②を予定しております。お楽しみに。